ネコ部長のお役立ちブログ

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【自己認識】自分らしい働き方を見つけるための最初のステップ

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こんにちはネコ部長です。

唐突ですが、みなさんは「楽しい」と感じながら働いていますか?

楽しめていないのであれば、それは働き方を変えてしまわないといけません。

 そこで今回はこちらの著書

 

「PLAY WORK」から、楽しみながら働く方法を紹介していきます。

 

 

「PLAY WORK」とは

PLAY WORK プレイ・ワーク 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法  

この本の著者、ピョートル・フェリクス・グジバチ氏は、Googleで人材育成と組織開発、リーダーシップ開発の分野で活躍されていたかたです。

 

 PLAY WORKとは、「遊ぶように働く」ということなのですが、仕事と遊びの境界線が曖昧で、仕事をしているのか遊んでいるのかが分からない状況のことをいいます。

それってどうなの?と私も思いましたが、仕事と遊びが混在しているからこそ、自由な発想や創造性を発揮することができ、仕事で価値を生み出すことができるようです。

PLAY WORKに必要な4つのステップ

PLAY WORKを実現するためには、どんな仕事や職場なら自分は楽しく働けるのか、自分に合った仕事の楽しみ方とは何かを知り、楽しく仕事ができる環境を自らつくり出さないといけないのですが、そこで必要なのが4つのステップです。

4つのステップ

step1. 自己認識(Self-awareness)・・・自分のことを深く理解する
step2. 自己開示(Self-disclosure)・・・自分のことを周囲の人たちに開示する
step3. 自己表現(Self-expression)・・・他者や社会に対して価値を提供する
step4. 自己実現(Self-relization)・・・自分にしかできないことを実現する

自己認識からはじまり、自分のことを周りに知ってもらい、他者や社会に対して価値を提供し、そして自分にしかできないことを実現するというワークメソッドです。

今回は、1限目としてstep1の「自己認識」について お話ししていきます。

自己認識(自分のことを深く理解する)

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 まず自分のことを知ることからはじめますが、ここで大切なのが「自分が何者なのか」を知ることです。自分にはどんな能力や強みがあり、何のために働くのかといった自己認識を深めていくと、次第に生き方の軸が定まるということです。

それでは、どのようにして自己認識を深めていけば良いのかを、著書から掻い摘んで説明していきましょう。

あなたは何者ですか?

「あなたは何者ですか?」という質問をされたら何と答えますか。

大抵の人は、名前を答えたり会社名や仕事内容を答えると思います。まぁ、あたりまえだと思いますが...。しかし、ここでの「あなたは何者ですか?」は、あなたは何に興味や関心があって、何をしたいのか、仕事で何を得たいのかという、自分がどんな人間で、何をしたいのかという問いなのです。つまり、職業や肩書は「あなた」ではないということなのですね。

 

固定概念が自己認識を妨げる

自己認識がなかなか進まない理由として考えられるのが「固定概念」です。

たとえば、会社に入社する前と入社した後での現実のギャップによって、自分のやりたかったことを押し殺しながら働き続けていると、会社の期待に沿って努力することが当たり前だと思うようになるのです。「仕事は楽しくないもの」や「仕事は嫌なことを我慢してやるもの」だという考えが定着してしまい、それが固定概念になるのですね。

また、固定概念を強化するコミュニケーションの代表として、血液型で人を判断してしまうとか、職業や年齢で人を判断してしまっているのもよくある話しです。

固定概念から自分自身を解き放つには、いろんな人に会い、いろんな世界に触れることが最も効果的だと書かれています。つまり、固定概念は自分では気づきにくいものなので、いろんなタイプの人に会い、その人の考えから自分の常識を疑うことが大切だということなのです。

「できること」から探さない

やりたいことに夢中になれば、誰でも楽しく仕事をすることができますが、その「やりたいこと」が分からなければ困ってしまいますよね。しかし、やりたいことや好きなことを「できること」から探さないことが大切なのです。

自己認識に欠かせないのは、過去の経験や感情をふり返り、今の仕事の中で「何が楽しくて、何が楽しくないか」を自分に問いかけることです。自分がこれをやっているときが一番楽しいんだなと認識できれば、やりたいことが見えてきます。

そして、なぜ楽しかったのかを突き詰めて考えていくと、好きなことや得意なことが見えてきて、やりたいことが見つかるということです。

仲間からのツッコミが大切!

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 仕事仲間同士がお互いの特徴や様子に気づき、伝え合うことも自己認識を深めるための大きな要素になります。その場合に、ポジティブなツッコミとネガティブなツッコミが出てきますが、要は強みと弱みを気づかせることがポイントなのです。

たとえば、「会議でのあの発言は、洞察力が冴えていたね」や、逆に「またやっちゃったね。瞬発力はあるけれど、ちょっと考えてからのほうがいいんじゃない」などのフィードバックをしてあげることで、本人の知らない長所や短所に気づかせることができるのですね。

気づきを伝え合うことで、ちょっとした変化や心の動きにも意識を向けられるようになり、自分のことを見てくれている人がいるという安心感も生まれ、より深い自己認識を生むことに繋がります。

「プライベートで好きなこと」が仕事になる

実は、プライベートや趣味に関することも、抽象化して考えると、その人に合った働き方が浮き彫りになることがあるというのです。これについては私自身も心当たりがあります。それは、今書いているブログですね。

ブログは、記事のためのネタ探し(情報収集や分析)や書き上げる時間 (集中している時間)などが今の仕事内容にも似たところがあるので、わりと楽しく仕事をしていると感じています。

つまり、私のようにプライベートでそれが好きということは、こういう働き方が好きなんだということになるのです。同じように、何かプライベートで夢中になっているような趣味の中から活かせるものがあれば、それが仕事になるのだと考えれます。

趣味を因数分解して、能力と関係する仕事に取り組んでみましょう。

 

生き方はもっとシンプルになる

自分はどのような価値基準で動いているのか、何を大切にしているのか、といった生き方の軸を知ることで、自己認識をさらに深めていくことができます。

自己認識に必要なのは、ふり返りと自分への問いかけです。普段から自分の行動や感情をふり返り、整理する習慣をつければ、自分が大切にしたいことが言えるようになります。ここで大切なのがポジティブな問いかけをすることなのです。

ポジティブな問いかけをすることで前向きなエネルギーが生まれてきます。

 

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ネガティブな人と一緒にいるより、ポジティブな人と一緒にいる方が、たくさんのことが学べたり、自分に良い影響を与えてくれるます。限られた時間の中で、何に対して、誰に対して、どうエネルギーを使っていくのかによって、人生の充実度が決まります。

ポイントは、時間とエネルギーの使い方の基準になるのは、自分は何のためにそこにいるのか、何をやりたいのかといった自己認識です。

まとめ

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1限目として、自分らしい働き方を見るけるための最初のステップ「自己認識」についてお話しました。他にもまだ大切なポイントがあるのですが、ネタバレにならない程度にしています。気になる方は「PLAY WORK」を読んでみてください。

内容もピュートル氏の経験や、社内での事例なども書かれているので、とても分かりやすく読みやすいおもしろい本ですよ。

 

 

それでは1限目を終わります。

 

ご覧いただきありがとうございました。