センパ~イ!部長を見かけませんが、
どこにおられるか知りませんか?
部長は今日、社員のご家族が亡くなられたそうで、
お葬式に行かれているわよ。
こんにちはネコ部長です。
不幸な報せはいつも当然やってきますが、そんな時こそ社会人として冷静に
対処していかなければなりません。特に部下を持つ対場であれば、段取りを
しっかり立てていくことがとても大切なことです。
しかし、いざという時に知識や経験がなければどのように対処していいのか
分からなくなり、かえって相手に恥をかかせてしまうことにもなります。
そこで今回は、通夜・葬儀のマナーについてお話しします。
訃報(ふほう)を 受けたら
冠婚葬祭のなかでも特に繊細な対応を求められるのが弔事ですが、いざ訃報を受けた
場合は、どのように対応していかなければいけないのでしょうか。
お悔やみの言葉
訃報を受けたときはまず、お悔やみの言葉を述べます。
・このたびは、まことにご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます。
・お知らせいただきありがとうございます。ご訃報に接し、心より哀悼の意を
表します。
・このたびは、お辛い中ご連絡いただきありがとうございます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
このように故人に敬意を表し、ご遺族の悲しみを踏みにじらないことが大切です。
確認すること
お悔やみの言葉を述べたら、次に確認することがあります。
・通夜と葬儀の日程 ・会場 ・連絡先・喪主の氏名 ・宗教、宗派
・会社からの手伝いは必要か
それから、上司に報告しますが、この時に上司の指示も仰がず自己判断をしたり、
遺族に直接連絡をすることのないように注意しましょう!
用意する事
通夜・葬儀までに用意しなくてはいけないのが次の3点です。
・弔電の手配 ・香典の準備 ・関係者への連絡
弔電の手配
弔電については、葬儀の前日までに喪主のもとに到着するように手配します。
送り方については、電報サービスを行っている会社がいくつかありますので、
その会社を通して行えば安心です。
香典の準備
いちばんの悩みどころがお香典の金額なのですが、一般的な金額がこちらです。
立場 | 金額 |
---|---|
上司 | 5,000~10,000 |
上司の家族 | 5,000 |
部下 | 5,000 |
部下の家族 | 3,000~5,000 |
同僚 | 5,000 |
同僚の家族 | 3,000~5,000 |
また香典は、 宗教・宗派によって表書きや水引が違うので
注意しましょう!
会社として香典を出す場合は、慶弔規則などを確認しておきましょう。
また、上司よりも多く金額を出さないように気をつけましょう。
関係者への連絡
問い合わせがあった場合は、口頭だけでなくきちんと文章にしたうえで
FAXやメルーで伝えましょう。
通夜・葬儀の服装
通夜・葬儀の服装は喪服が一般的です。しかし、喪服とは近親者が喪に服して
いることを表すものなので、通夜であれば弔意を示す色調の服装であればよい
とされています。
男性の服装
・シャツは白い無地なもの。
・スーツは黒が基本。ボタンも黒色のものを。
・ネクタイ、ベルト、靴下も黒色のもの。
・靴は光沢のない黒色のもの。
・数珠は各宗派共通のもの。(仏式の葬儀のみ)
黒の礼服を用意しておけば、結婚式にでも使えますよ!
女性の服装
・化粧は派手なメイクやノーメイクは不可。薄めのメイクで。
・アクセサリーはつけませんが、一連の真珠かオニキスのネックレスであれば可。
・黒のツーピースか、グレーなどのダークな色のもの。
・派手なバッグは避け、布製の黒く地味なもの。
・布製の黒のプレーンなパンプス。
冬の寒い日であっても、革や毛皮のコートはダメですよ!
まとめ
不幸な報せは突然やってくるものですが、通夜・葬儀のマナーを知っていないと、
いざという時に対処できなくなるので、段取りよく進めていくためにも覚えておき
ましょう。
・・・そうでしたか。部長も大変ですね。
あらっ、他人ごとじゃないわよ。もし、自分の親類や身内のかたが
亡くなられたときに、マナーを知っておかないと、自分が恥をかく
ことになるわよ。
ご覧いただきありがとうございました。