みなさんは「アルフレッド・アドラー」はご存知ですか?
はい知ってます!アドラーに関する本は何冊か読んだことがあります。
え~っと、たしか心理学者だったことくらいしか・・
こんにちはネコ部長です。
自己啓発の父と呼ばれた「アルフレッド・アドラー」に関する著書は
たくさんありますが、その中の「人生に革命が起きる100の言葉」に
書かれている言葉から「利他の心」について少し考えてみたいと思います。
アルフレッド・アドラーとは
アルフレッド・アドラー(1870年~1937年)は、オーストリアの
ウイーン郊外出身の精神科医、心理学者、社会理論家で、現代の心理学に
多大な貢献を残しており、個人心理学(アドラー心理学)を創始した人です。
しかし、ジークムント・フロイトやカール・グスタフ・ユングなどは
有名で多くの人は名前を知っていますが、アドラーの名前はさほど有名
ではなかったようです。
自己啓発の父
アドラーは「自己啓発の父」と呼ばれており、ビジネス書の定番ともいえる
デール・カーネギーの「人を動かす」やスティーブン・R・コヴィーの
「7つの習慣」にはアドラー心理学が影響されていると取ることができ、
コミュニケーション技術のひとつである「コーチング」や「NLP」の
多くにもその影響がみられます。
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影響を受けた心理学者
アドラー心理学は「人間性心理学の源流」とも呼ばれていて、アドラーに影響された
心理学者は多くいるようですが、著名どころでいえば「マズローの欲求5段階説」で
おなじみのアブラハム・マズローなども影響を受けたひとりだといわれています。
こちらについては、またの機会にお話ししますね。
幸せになる唯一の方法は他者への貢献
この著書の100の言葉から紹介したい言葉があります。
自分だけでなく、仲間の利益を大切にすること。
受け取るよりも多く、相手に与えること。
幸福になる唯一の道である。
こちらの解釈としては、他者に貢献することで、他者から感謝され、
そして他者からもお返しとして支援されると考えます。
あと、こちらです。
判断に迷ったときは、より大きな集団の利益を優先することだ。
自分より仲間たち。仲間たちよりも社会全体。
そうすれば判断を間違うことはないだろう。
こちらの解釈としては、より大きな集団の利益を優先すれば、判断を
間違えることはないと考えます。
共通していえることは「自分の利益よりも他人の利益が優先である」
と考えることができます。
利他の心とは
「利他の心」とは、あの京セラ・第二電電(KDDI)の創業者で日本航空の
名誉会長でもある稲盛和夫がよく話されている言葉です。
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。
より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。
そして「利他の心」は我が社の理念にもなっています!
どうでしょう、アドラーの言葉と稲森和夫の 言葉には共通点があるのが
わかるでしょうか。どちらも共通するのがやはり「他人の利益が優先」
だということですよね。
まとめ
いかがでしょうか。
アドラー心理学は、後世の著名人にも大きな影響を与えていると考えます。
また、みなさんご存知の「アンパンマン」は、まさに身を挺して利他の心を
実践していると思いませんか?原作者のやなせたかしさんも、もしかしたら
影響を受けていたひとりかもしれませんね。(私の勝手な解釈です)
私、アンパンマン大好きです!
幸福に対しての価値観は人それぞれかもしれませんが、自分の幸せを考える
のならば、まずは相手の立場に立ったうえで、相手の幸せを優先することが
大事なことではないかと考えます。
自分だけが満たされても、はたしてそれが幸福だといえるのでしょうか?
これからも「利他の心」を大切にしていきたいですね。
ご覧いただきありがとうございました。