センパ~イ、ちょっと聞いてくださいよ!
どうしたの?そんなに慌てて
このまえ通販でコスメを買ったのですけど、
レビューと違って全然よくなかったのですよ...。(´;ω;`)
それはお気の毒に。まぁでもよくある話しよね!
なんていうか、心理戦に負けたというか。
こんにちはネコ部長です。
世の中には心理法則を活用して、いろんな商品を買わせたり、何かの会員に入会させたりすることってよくある話しですよね。私も仕事をしているなかで、あまり意識はしていませんが結果として心理法則を活用していたことってよくありますね...。
逆に心理法則に引っかかって、いらないものを購入してしまった事も多々あります。
そこで今回は、日常生活に潜む心理法則についてお話ししましょう。
心理的リアクタンス
人は選択の自由を外部から脅かされるようなことがあった時、激しく反発して自由を回復させようとする理論です。
よくある話しが、何かやろうとしていて「これしちゃダメだよ!」「それはいいからアレやっといて!」 と言われると、ついつい反発してしまいますよね。たとえば買い物に行ったときも、商品を選んでいて「こちらの方がお似合いですよ!」と店員に言われると、ついつい「どうせそれ売りたいんでしょう!」なんて反発的な考えを起こしてしまいます。
上司や部下の関係でもよくある話しですよね。
傍観者効果
ある事柄に対して、自分以外に傍観者がいるときに率先して行動を起こさない心理で、傍観者が多いほどその効果は高いとされています。
たとえば道端に空き缶が転がっていたとします。ひとりの時はおそらく拾ってゴミ箱にでも捨てるでしょう。しかし、通りゆく人々が見知らぬ顔をしていれば、相当意識しているか、普段からそのような習慣がなければ、拾うことはまずないと思いますね。
う~ん...、悔しいですがわかります。私も傍観者ですね...。
バーナム効果
誰にでも当てはまりそうな性格などの特徴を言われた人が、自分に当てはまっていると勘違いしてしまう心理現象のことです。
星占いや、血液型性格診断なんかを信じている人に、よく見られる現象ですね。
「あなた割と神経質なので血液型はA型でしょう!」なんて言われたら、A型ではあるけれど、あまり神経質でもないのに思わず「そうなんですよね!」って答えてしまいますよね。A型=神経質と思われがちですが、血液型は関係ないのではと思います。
わかります!私、けっこう占いとか信じていますので...。
ピグマリオン効果
人は期待された通りの成果を出す傾向があるという、教育心理学における心理的行動の1つです。教師期待効果ともいいます。
職場でもありがちな話しですが、「君は必ずできると思っている!期待しているよ」なんて言われたら、とりあえず期待に応えようと頑張ってしまいますよね。
また、「このデザインの服は、あなたが着ることでより一層映えてきますよ」と言われたら、「買っちゃおうかな...。」となるかもしれませんね。(おそらく(;^_^A))
つまり、期待されたらそれに応えようとし、結果を出してしまうところが、ある意味この効果の恐ろしさでもあるのではないでしょうか。
アハハッ...。それってもしかして私のことですか?
この対となる効果があのゴーレム効果なのですね。
親近効果
最後に与えられた情報が印象付けられ、記憶に残りやすいという心理効果のことです。対となるのが初頭効果ですが、よくセットとして考えられています。
たとえば、「この商品の性能は他のモデルとはあまり大差はないのですが、じつはこの冬限定のデザインで、残りあと2点しかないのですよ!」と言われたらどうでしょう。記憶に残っているのは「あと2点しかない!」といったところで、「2点しかないのなら早く買ってしまわないと」となるのではないでしょうか。
じつはこのパターンで、昔、わりと高い腕時計を
買ったことがあります...。
返報性の原理
人は他人から何かしらの施しを受けた場合、お返しをしなければいけないという感情を抱く心理のことをいいます。
ブログでもよくあるのがこの心理効果ですね。読者登録をしてもらったらお返しに読者になってしまうとか、ブクマされたらお返しにブクマするなど、何かお返ししないといけない衝動に駆られてしまいますよね。
TwitterやFacebookでも、フォローされるとどうしてもフォローしないといけない気持ちになるってことありませんか。
その気持ちよくわかります。私はいつもそんな感じですので。
カリギュラ効果
禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことで、「見るな!」と言われれば、むしろかえって見たくなる心理現象のことをいいます。
たとえば子供の頃に「冷蔵庫が冷えないから、あまり開け閉めしないようにね」とお母さんに言われて、途端に冷蔵庫を開けたりしたってことありませんでしたか?
学校でも先生に「静かにするように」と言われても、ヒソヒソと話したりしたことってありませんでしたか?
このように、ダメと言われれば言われるほど、ついついしたくなるものですよね。
子供の頃、よくそれでお母さんに叱られていました。
ザイオンス効果
同じ人や物に接する回数が増えるほど、それに対して好意度や印象が高まるという心理効果です。味や匂いなど、色々なことに対しても起こります。
テレビのCMでも同じことがいえるのです。だいたいCMは15秒ほどですが、何度もそのCMを見ているうちに、その商品に対して親しみが湧いてくるのです。そうすると、そのCMを見なくなったとしても、そのCMの好印象は残ってしまうのですね。
あの某ハンバーガー店の音楽が耳に焼き付いていて、
たまに口ずさんでしまいますよね。
アンダードッグ効果
「負け犬効果」ともいい、弱い立場の人や、不利な状況にある人を見るとつい応援したくなる心理効果のことです。
スポーツ観戦をしているときに、負けているチームをつい応援したくなることってありませんか?高校野球なんかでも、明らかに劣勢なのに一生懸命勝とうとしている姿を見ると「がんばれ!」って応援してしまうのは私だけでしょうか。
選挙で不利と報じられた候補者に、同情票が集まり
逆転してしまうことからこのような名前が付いたようですね。
バンドワゴン効果
ある製品や事柄に対して、大勢の人が支持している場合、その製品や事柄への支持がよりいっそう高くなるという心理現象のことです。
これはみなさんも覚えがあると思いますよ。たとえば、「あの朝ドラっておもしろいよね!」とか、「あそこのラーメン屋って超美味しいよね!毎日行列できているし」と聞くとどうでしょうか。
「特に見たくもなかったのに周りが言うから見てしまった」とか、「行列ができているらしいし、みんなが美味しいっていうから行ってみようかな」など、周りの支持が高ければ高いほど同じような行動をとってしまいます。
コレですよこれ!商品レビューにたくさんいいこと
書いてあったので、ちょっと流されてしまったのですね...。
ツァイガルニック効果
人は完成したものよりも、未完成のもののほうが記憶に残りやすいという心理現象のことです。あえて未完成にすることで、人の記憶に残してしまう手法でもあります。
マンガやアニメとかで、「ちょうどいいところで終わったよ!」と嘆いた経験はありませんか?私はしょっちゅうですね。どうしても続きが見たくなって、つい単行本を読みあさったり、アニメ見放題のアプリをインストールしたりしてしまいます。しかも全編夜通しで見ることもあるくらいです。
そういうのって、あえてそのようにしている傾向がありますよね。
まとめ
いかがでしょうか。
日常生活の中には様々な心理効果があり、それをうまく活用している人がいて、それに知らず知らずのうちにハマってしまっている自分がいるということに気づいたのではないでしょうか。みなさんもよく思い返してみるといいでしょう。
ちなみにタイトルの「11選」ですが、なぜ10ではなく11なのでしょうか?
もしかするとこの数字にも心理的効果があるかもしれませんよ..。
フムフム、なるほど。つまりセンパイが言いたいのは、
冷静によく考えなさいということですね!
まぁ、そういうことになるのかな。自分が欲しかったものは
買っても後悔しないのじゃないのかな。
ご覧いただきありがとうございました。