2020年12月18日正午。
13年間一緒に暮らしてきた愛ネコ（ニケ♀）が旅立ってしまいました。
そんなニケとの出会いから旅立つまでを振り返ってみたいと思います。
ニケとの出会い
ニケとの出会いは、今から13年前の春。
近くの河原で、家族でバトミントンをしていた時のことです。
駐車場の近くで何やら子猫のような鳴き声が聞こえてきました。
鳴き声のする方に行ってみると、ダンボールに入れられ目もヤニでふさがっている
子猫がいたのです。
側にある時計台と外灯の上には、カラスとトンビが...。
子猫が弱まるのを待っているのか、ジッと見つめていました。
これはヤバい！と思い、連れて帰ったのが始まりです。
かなりヤンチャ！でもとても優しい
それからはスクスクと大きくなっていくのですが、かなりヤンチャで、すぐ噛みついたり、壁のクロスやソファーは爪とぎで、ボロボロになってしまいました。
そんなニケですが、他のネコがいたずらして怒られたときは、そばに寄って毛づくろいをしてなだめている優しい子。
みんな仲良し！
家には、ニケのほかに3匹のネコがいます。
いつもみんなと一緒にご飯を食べたり、ケンカしたりしていますが、みんな仲良しです。
寝る時も一緒
昼間寝る時は、いつも布団の上で顔を伏せて寝ています。
夏の暑い日は、玄関で寝るのが大好きでした。
夜になると、いつも私の足の間に挟まって寝ています。
闘病生活
今から約半年ほど前、乳のあたりにシコリがあることに気づき、病院に連れていくと、「乳腺腫瘍」つまり、悪性の乳がんだと診断されました。
間もなくして今度は突然発作を起こしはじめ、病院に連れていくと今度は「てんかん」だと診断されたのです。
そして治る見込みは殆どないと...。
それからは薬を飲ませてはいたものの、時折発作を起こす闘病生活が続くのです。
低体温症
そんな闘病生活を続け、亡くなる前の日のこと。
仕事に出かける前、ニケの様子がいつもと違って、なんだか苦しそうでした。
てんかんの発作の間隔がいつもより短くなっています。
とりあえず仕事を早めに切り上げ、それから病院に連れて行こうと思っていました。
仕事も終わり、急いで帰宅したときには、ニケは意識を失いぐったりと横たえていたのです。
体も冷え切っていて、急いで暖め、なんとか意識が戻り、すぐに病院に連れていきました。
診断結果は「低体温症」とのこと。
病院の先生からは「今日明日が山ですので...。」と告げられました。
旅立ちのとき
翌日の2020年12月18日。
家族全員、ニケのことは心配だったので、子供が学校を休んで看ておくというので、任せて仕事に出ました。
正直、ニケのことが気になっていて仕事に集中することができません。
そして運命の時がやってきました。
その日の正午。
自宅にいる子供から電話がかかってきました。
泣きじゃくっていて何を言っているのかは分からなかったですが、内容はすぐに理解できました。
今、ニケが旅立ったと。
ありがとうの気持ちを込めて
病気になってからの毎日、とても苦しかったと思います。
しかし、旅立った後の顔はとても穏やかで、やっと普通に寝ることができたのでしょう。
とても綺麗な寝顔でした。
また、子供が看ていてくれたことで、一人ぼっちで旅立たせることもありませんでした。
ニケ、今まで本当にありがとう。
私がつらいときや落ち込んでいるときは、いつも傍にいてくれていたね。
後悔しないように見送ります
声を上げいっぱい泣きました。
家族全員、肩を震わせながら泣きました。
でも最後は笑顔で見送ってあげないと、ニケもつらくなるよね。
そして、2020年12月21日月曜日。
ペット火葬場で天国へと見送りました。
さいごに
可愛い私の娘。
今まで本当にありがとう。
いっぱいケンカもしたけど、いっぱい遊んだよね。
今はゆっくり休んで。
そしてまたいつか会えるその日まで...。
