こんにちはネコ部長です。
11月23日は何の日か知っていますか?
そう、国民の祝日「勤労感謝の日」ですね。
それではなぜ「勤労感謝の日」という祝日ができたのかは知っていましたか?
今回は、日本の歴史から「勤労感謝の日」について学んでいきましょう。
勤労感謝の日
そもそも「勤労感謝の日」とはどういう祝日なのでしょうか。
日本の国民の祝日の一つであり、国民の祝日に関する法律「祝日法」第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。
参照:ウィキペディア
と、このような説明になっていますが 「たつとび」とは漢字で「尊び」または「貴び」で、「尊いものとして敬う」「価値あるものとして重んじる」という意味になります。
つまり、勤労を尊いものとして重んじ、生産を祝い、国民たがいに感謝し合いましょうねという日なのですね。
勤労感謝の日の由来は?
それでは11月23日がなぜ「勤労感謝の日」になったのでしょうか?
それには日本の歴史と戦争が関係しているのですね。
新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)
古くから日本は、神々に五穀の収穫を祝う風習があり、その年の収穫物は、国としてもこれからの1年を養ってくれる大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇に始まったのが「新嘗祭」なのです。
つまり新嘗祭とは、宮中祭祀のひとつで簡単にいえば収穫祭みたいなものですね。
天皇が国民の代表としてお米を食べ、神様に感謝する重要な儀式なのです。
GHQの占領政策
その「新嘗祭」がなぜ「勤労感謝の日」に変わったのでしょうか?
それにはGHQの占領政策が関わってくるのですね。
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の総司令部(General Headquarttrs )の頭字を取った総称で、第2次世界大戦終結に伴うポツダム宣言を執行するために、日本で占領政策を実施した連合国軍機関である。
引用:ウィキペディア
ここで登場するのが、連合国軍最高司令官のダグラス・マッカーサー 元帥ですね!
見た目が昔見たアニメの「ポパイ」みたいです。
そのGHQのマッカーサーの占領政策と勤労感謝の日が、どう関係しているのかというと、戦前まで天皇は神として神格化されていたのですが、天皇の力を弱めるために新嘗祭を適当に勤労感謝の日と変えてしまったのですね。
つまりは、国民の「天皇信仰」を弱らせるのが目的だったということです。代々、天皇に受け継がれてきた歴史ある日が、GHQによって国事行事から切り離されてしまったのですね。
令和元年、最後の祝日に感謝を伝え合おう
今年は平成から令和へと変わった記念すべき年でもあります。
そして11月23日の勤労感謝の日が令和元年では最後の国民の祝日になります。
そこで、普段お世話になっている職場のかたや、両親、同僚などに感謝の気持ちを
伝えてみませんか。
さいごに
いかがでしょうか。
あたり前にある行事のなかには、このように歴史の闇が潜んでいるのです。
しかし、今となっては「勤労感謝の日でいいんじゃない」と思いますが、たまにはこうやって歴史について学ぶことと次の世代に伝えていくことも重要なことだと思いますよ。
それでは令和元年最後の祝日を楽しんでいきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。