先輩!今度の企画書なんですけど、うまくまとまらなくて・・。
いちど確認してもらえませんか?
そうね。それじゃあ、このアイデアをちょっと評価してみましょう。
こんにちはネコ部長です。
よく会議などで発表される企画アイデアについて、言いたいことは
わかるのだけど何か整理されていないというか物足りなさを感じる
ことがあります。
そんな時に役に立つのが「SUCCESsの法則」です!
プレゼンする前に6つの切り口でアイデアを評価してみましょう。
SUCCESsとは
「SUCCESs]とは、スタンフォード大学経営学部教授のチップ・ハースと
デューク大学社会企業アドバンストメント・センターのシニア・フェローの
ダン・ハースの二人が2008年に発行した著書「アイデアのちから」の中で
提唱した概念です。
- 作者: チップ・ハース,ダン・ハース,飯岡美紀
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/11/13
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 274回
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6つの切り口で、アイデアについての評価や改善を行うフレームワークです。
- 単純(Simple)
- 意外性(Unexpected)
- 具体的(Concrete)
- 信頼性(Credible)
- 感情(Emotional)
- 物語(Story)
この「SUCCESs」は、自己評価だけでなく、他者の視点なども取り入れ
客観的に評価することが大切です。
考えたアイデアをSUCCESsに従ってチェックし、欠けてる部分などが
あれば補っていきます。
評価ポイント
SUCCESsの各項目に沿ってアイデアを評価していきますが、ポイントと
しては、〇や△といった記号や1~5といった点数で可視化します。
評価する基準としては次のように考えていきます。
・単純(S)・・シンプルな内容で、誰もが理解でき覚えられる
・意外性(U)・・意外性があり、インパクトを与えられる
・具体的(C)・・細かく考えられていて、定量的・定性的に説明できる
・信頼性(C)・・他者の意見、過去の事例、データなどの根拠がある
・感情(E)・・聴き手の感情に訴えかける要素がある
・物語(S)・・ストーリー性があることで内容が分かりやすくなる
使い方
まず、下の表のようにアイデアを評価していきます。
次に、評価内容を見て、アイデアをさらによくしていくために考えるべき点、
やるべきこと、調査するべき点などを整理していきます。
上の表では、△と✖が付いた要素に対して重点的に精査し、改善の方向性を
書いていきます。
このフレームワークの目的は、アイデアをさらに磨いていくことで
質が高まっていくことにあるのよ!
まとめ
いかがでしょうか。
せっかく出てきたアイデアですから無駄にはしたくないですよね。
だからっといって、ただの自己満足の内容であれば賛同や承認など
されるはずもありません。
実際に私の職場で取り入れてみましたが、やはり同じアイデアでも
受け取られ方が違っていますし、なによりもプレゼン力が上がってきます。
せひ、アイデアがあれば「SUCCESs」で磨き上げてみてください。
フムフムなるほど、ありがとうございます。さっそくやってみます!それでは部長、お手伝いよろしくお願いします。
・・・・・あれっ?ほかのみなさんはどこに・・・。
ご覧いただきありがとうございました。