こんにちはネコ部長です
コロナ禍によりリモートワークが主流になりつつあります。
しかし、その陰では「監視」も進んでいるのです。
リモートワークの目的
そもそも、リモートワークの目的は、
インターネット環境が普及・充実したことで、出社が難しい従業員でも業務ができるようになることで、生産性を落とすことなく業務ができることが目的です。
このように、従業員が出社困難な場合でも、業務に支障を与えないためにリモートワークがあると考えます。
しかし、これを逆手に取った落とし穴があるのです。
落とし穴① 労働時間
在宅勤務の場合でも、通常の労働基準関係法令が適用されます。
「決められた労働時間をちゃんと消化してもらわないと困る!」
そのため、さぼっていないかなどの疑惑も持たれがち。
「だって、会社の生産性を落とさないのが目的なんでしょう?」
こんなことを言っている残念な管理職の方がいるようですね。
落とし穴② 勤務状況
「労働時間は消化されているが、PCで業務以外の事しているのでは?」
と思われがち。
オフィスにいるわけじゃないので、誰かに見られることはありません。
しかし、在宅勤務なのだから働く環境が違って当然です。
突然の訪問や電話、子供がいれば当然騒がしくなったりしますよね。
業務以外の事も勤務時間内に割り込んでくるのです。
まさにディストピア!
リモートワークが始まって以来、従業員を監視する風潮も出ています。
「こんな監視みたいなことされるのだったら、会社に出社したほうがマシだよ!」
そう思わせるような監視体制が敷かれているようですね。
恐ろしい「監視システム」
在宅中でもちゃんと仕事しているのかが監視できるシステムがあります。
たとえば、PCに設置されているWebカメラで強制的に撮影するシステム。
PCのデスクトップ上に「着席」「退席」というボタンがあり、業務の開始、終了時や休憩にそれぞれクリックするだけ。
「着席」ボタンを押している間は、PC画面がランダムに撮影されて上司や会社に送信されるシステム。
しかも勤怠実績などは自動的にデータ化され管理されるというもの。
一見便利そうに思えますが、使い方にもよりますよね。
モニタリングソフト「Sneek」なんかが知られています。
大切なのは従業員の心理的安全性
在宅勤務における「管理システム」は必要だと思います。
しかし、過度な管理は「監視」になり、従業員の心理的安全性を損なうことになります。
抜き打ちや監視みたいなことをするのは従業員を信用していないからでは?
そう思って会社を見限るのは、いつも決まって優秀な人材からです!
「私も!」
「じゃあ私も!」
と、どんどん辞めていくかもしれませんよ。
そうならないためにも、お互いが信用しあえる環境づくりに重きを置くことですね。
まとめ
いかがでしょうか。
ビフォアコロナに比べ、働く環境も大きく変わってきました。
しかし、環境が変わっても会社の本質が変わらなければ意味がありません。
ユートピアだった会社が、いつしかディストピアになってしまっているかも...。
ご覧いただきありがとうございました。