センパ~イ。最近思うのですが、うちの部署ってなんだかボヤっとしているというか、方向性が定まっていないように感じるのですよね...。
う~ん...。そう言われるとそんな気がしてくるわねぇ...。
もうすぐ期末だし、部署の方向性を考えてみないといけないわね。
こんにちはネコ部長です。
会社の期末(決算月) は企業によってそれぞれですが、私の会社では3月が期末で4月が期首となっています。
期首に向けて、経営計画書・予算・方針書作成など、1月、2月がとても忙しい時期でもあり、特に予算や方針書を作成していくなかでポイントになるのがマーケティングなのです。
今回は、マーケティングの基本でもある「3C分析」についてお話ししていきます。
3C分析とは
マーケティングにおいて、顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の3つの視点から、市場環境を分析し経営戦略を立てていく上での課題を導くフレームワークのひとつです。
それぞれの頭文字を取って、スリーシー分析・サンシー分析と呼ばれています。
業種によっては、チャンネル(Channel)を加えた4C分析もありますよ!
そもそもマーケティングは、最も有効な手段に経営資源を集中して投入することで、事業目的を達成できる仕組みを作り上げることにあり、簡単にいえば、「どこで、誰に、何を、どれだけ売るのか」になります。
そして3C分析は、外部要因(顧客・市場・競合)と内部要因(自社)を照らし合わせることで、自社の強みや弱みが何なのかが分かることができるのです。
3C分析のやり方
・顧客(Customer )・・・顧客や市場のニーズの変化は?
・競合(Competitor)・・・競合が変化にどう対応しているのか?
・自社(Company)・・・顧客や競合の変化に対し、自社が成功できる要因は?
3つの視点から、分析する範囲を絞り込み進む方向を定めることがポイントなの!
顧客分析
顧客分析を行う上でのポイントは、顧客や市場のニーズの変化を知ることで、自社が対応するにあたって、どんな強みが有効なのか、どのような弱点があるのかを評価することにあります。
効果的な分析手法は「マクロ分析・ミクロ分析」です。
競合分析
競合分析の目的は、ライバル会社や同じ市場にある同業社が、市場の変化にどのように対応しているのかを知ることにあります。
調べる点は2つ、競合の「結果」と「結果の理由」です。
結果とは「業績」のことで、売上や利益率、販売管理費などのコストを調査します。
社員1人当たりの売上や顧客1人当たりの売上を調べることで、リソース(資源・資産)が効率よく使われているかが見えてきます。
調べるっていっても...どうやって調べるんですか?そんなの簡単に教えてくれるものじゃないですよね...。
競合他社の情報を詳しく調べてくれる会社やツールがあるので、そういったものを活用すれば割と簡単に情報を入手することができますよ。
自社分析
顧客・市場分析、競合分析を行った後に、今度は自社の分析をします。
顧客や競合が変化に対して、どのような対応をしているのかを自社と比較していきますが、ここで有効な手段が「SWOT分析」です。
詳しいことは、記事にしていますのでそちらを参照ください。
まとめ
いかがでしょうか。
それでは3C分析についてまとめてみましょう。
・顧客・市場の変化を分析する
・競合の業績を調査する
・自社の強み弱みを把握し比較する
となります。
分析自体はちょっと時間がかかるかもしれませんが、3C分析をすることで進むべき方向が見えてきます。
進行方向が決まれば、方針を打ち出し具体的な経営戦略を立てることができます。
ちなみに3C分析は、ブログ運営にも活用することができます。特にアフィリエイトをされているかたにとっても、WEBマーケティングの基本として活用できます。
フムフム、なるほど...そういうことですか。とりあえず私たちで方針を打ち出し、部長に提案してみましょう。
どうしたの?いつになくやる気になっているわね。でもその案は賛成よ!
それじゃあ頑張って分析していきましょうか!
ご覧いただきありがとうございました。