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【決算書】ネコでもわかる決算書の読み方 ~キャッシュフロー計算書編~

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センパ~イ、部長から「CF持ってきて」って頼まれたのですが、
CFって何ですか?コーヒーのことですか?

CF...ん?もしかして「キャッシュフロー計算書」のことじゃない。

あっ...。そうでした。さすがに部長はそんな略語使わないですよね。(;^_^A

......でも......。いえいえ大丈夫よ。それじゃ、すぐ用意するから。

こんにちはネコ部長です。

これまで決算書の「損益計算書」「貸借対照表」についてお話ししてきましたが、

 

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今回は「キャッシュフロー計算書(CF)」について お話しします。

 

 

キャッシュフロー計算書(C/F)

キャッシュフロー計算書(CF)とは
Cashu Flow statement(略してCF)キャッシュフロー計算書と呼ばれています。
CFは会社の会計期間の資金(現金・現金同等物)の増減(収入・支出)を営業活動、
投資活動、財務活動ごとに区分して表示させることで、現金の流れを見ることができる
財務諸表の1つです。

 

簡単にいうと「会社にどれだけ現金があるか」が分かるのよ! 

主に法令で義務付けされているのは上場企業だけですが, 自社の状態を把握するためにも多くの企業は作成されています。

 

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引用:決算書.com

 

企業によって項目や書式の違いはありますが、「営業活動」でのキャッシュフロー、「投資活動」によるキャッシュフロー、「財務活動」としてのキャッシュフローと内容はどれも同じとなっています。

営業活動によるキャッシュフロー

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 営業活動によるキャッシュフローには次のような項目があります。

営業活動によるキャッシュフロー

・税金等調整前当期純利(損)益 ・減価償却 ・支払利息 ・賃借料 ・棚卸資産
・建物除却損 ・借地権除却損 ・売掛金 ・買掛金 ・未払金 ・建設協力金
・受取利息 ・仕入債務 ・法人税 ・配当金 ・売上債権 等々

営業活動によるキャッシュフローとは、商売上でのキャッシュの増減 を表している項目が記されています。

 うぇ~、いっぱいありすぎて覚えきれません...。(´;ω;`)

つまり「儲けたお金」を表していて、すべての項目がプラスであれば 、「絶好調!」ということで、マイナスがあれば「現金が足りてないんじゃない?」ということです。

 

計上されている費用の考え方

営業CFの計算方法には「直接法」「間接法」があり、多くの会社は「間接法」できさいされていると思います。直接法とは、取引ごとの入金総額から出金総額を引いて計算する方法で、間接法とは、税引前当期純利益からキャッシュのズレを生じさせる項目を加減計算していく方法です。

また、計上されている項目を3つに分類して考えていきます。
1番目は、費用に計上しているのに現金が出ていっていない項目。2番目は、営業活動だけのキャッシュの流れにしてあげる項目。そして3番目は、利益とキャッシュの微調整を行う項目です。 

1番目・・・減価償却、貸倒引当金の増加額
2番目・・・営業外収益、営業外費用、特別利益、特別損失
3番目・・・売上債権、棚卸資産、仕入債務

 

「間接法」は、損益計算書をベースに作成することができるのよ。

投資活動によるキャッシュフロー 

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投資活動によるキャッシュフローとは、資金運用上のキャッシュの増減が記載されています。会社は資金に余裕があれば、それを誰かに貸して利益を得たり、あるいは固定資産に投資して今後の商売の拡大を計ったりします。そのときのキャッシュ増減を表しているのですね。

2つの投資CF

投資CFは2つの内容にに分けることができます。

1つ目は「会社を発展させるための投資」と、2つ目は「資金運用」です。

2つの投資CF

「会社を発展させるための投資」・・・土地、設備、有形固定資産の売買
「資金運用」・・・有価証券の売買、無形固定資産への投資

 

じつは、投資CFはマイナスのほうがよいっていわれています。というのも、投資CFを見れば、その会社が将来発展するかどうかが推測できるのですね。どういうことかといえば、いつまでも古い機械で同じ製品ばかり作っていられないですよね。使い続けていくうちに老朽化による故障が増え修理代も発生してきます。同じ商品ばかりだと消費者も飽きてきて売上も下がってきます。

つまり設備投資は会社の発展に必要なもので、しっかり設備などに投資しているということは、投資CFがマイナスになっているということなのです。

 

フムフム、なるほど。古いパソコンだと処理速度も遅くなり、
生産性が上がらないということですね。
(なんか違うような気もしますが...。)

 

財務活動によるキャッシュフロー 

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財務CFとは、資金調達に関するキャッシュの流れが記載されているのです。そして、その資金をどのように調達してきたのかを2つにわけることができます。

お金を借りて資金を調達

お金を借りる、すなわち「借金」には、銀行から借りるケースと、投資家から借りるケース(出資)があります。簡単に説明すると、銀行から借りたお金は「借入金」であり、投資家から借りるのが「社債」です。

株式を発行して資金を調達

株式の発行とは一般的に「増資」といいますが、簡単にいえば資本金を増やすことで、増資にも「公募増資」「株主割当増資」「第三者割当増資」があります。

株主から出資してもらったお金は返す必要のないものですが、利益が出ていれば株主に配当金を支払うことになります。 

・株主から出資してもらったお金・・・「株式の発行による収入」として記載する
・配当金を支払ったお金・・・「配当金の支払い額」として記載する

 財務キャッシュフローの見方

財務CFで最も重要なのが、借入金の増減です。借入金には返済期間が1年以下の「短期借入金」と、1年以上の「長期借入金」があります。この両方をチェックすることがポイントとなってくるのですね。ここからどのように見ていくかを説明します。

POINT


・財務CFがプラスの場合・・・「借金が増えている」
→ 良い状況ではないが、設備投資や店舗拡大に積極的に使っている借金なので
 悪くはないという判断もできる。

・財務CFがマイナスの場合・・・「借金の返済が進んでいる」
→良い状況ではあるが、営業CFが投資活動に回ることなく返済に充てられていれば、
 返済に追われている可能性がうかがえる。

要は、プラスであってもマイナスであっても、 用途やお金の流れを読み取って善し悪しを判断することが大切だということです。

 

お金の流れから善し悪しを判断するにも、PLやBSもしっかり
見ておくことも大切なことですよ。 

まとめ 

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いかがでしょうか。

キャッシュフローから読み取るのは現金の流れだけでなく、会社の信憑性を見ることができるので、会社の未来を読み取ることができるのです。

また、利益とキャッシュは別物で、たとえ利益が出ていても借金の返済に追われていてキャッシュが残っていなければ倒産する可能性もあるのです。いわゆる「黒字倒産」というものですが、PLやBSでは見抜くことは難しいといえるでしょう。黒字倒産を避けるためにも「キャッシュフロー計算書」が大切だということなのです。

これで決算書についてのお話しは以上となりますが、決算書が読めると会社の将来から自分の未来を予測することができると感じとれたのではないでしょうか。

 

 

部長、CFお待たせしました。こちらでよろしいのですよね。

あぁ...。そうそうコレコレ。ありがとう...ハハ...。
(あれっ?通じなかったのかな)

 

ご覧いただきありがとうございました。