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【決算書】ネコでもわかる決算書の読みかた 〜損益計算書編~

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 センパ~イ!今月の営業課の業績ってどうなっているのですか?

そうね、月末も近いし少し計算しておきましょうか。

こんにちはネコ部長です。

会社の業績や状態を知るには決算書を見れば大体のことはつかめてきますが、毎月の業

績を確認するなら損益計算書を見れば、その月の業績状況を確認することができます。

 

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前回、決算書について基礎知識の勉強をしましたが、今回は決算書3表の1つでもあ

る「損益計算書(PL)」について勉強していきましょう。

 

 

損益計算書(PL)

損益計算書(PL)とは
Profit and Loss statement(略してPL)プロフィットアンドロスと呼ばれています。
会社の「Profit(利益、利潤)」と「Loss(損失、むだ)」を見ることができ、
売上に掛かった諸々の費用、利益がわかるので、会社の収益力を見ることができる。

つまり、会社の業績を見ることができるということです。

 損益計算書は、「収益」「費用」「利益」で構成されていて、収益から費用を引いて利

益を計算するという表になっています。

 

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 会社や業種業態によって損益計算書の書式が違ってきますが、記載されている内容はど

れも同じものになっています。

収益と利益の違い

少しわかりづらいのが「収益」と「利益」の違いです。

収益は費用を引く前の儲けで、利益は費用を引いた後のもうけになりますが、損益計算

書で見れば、次のようになります。 

 

収益・・・売上高、営業外収益、特別利益
利益・・・売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益

5つの利益

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損益計算書では、上から順に収益である「売上高」から費用を引いていき、最終的な利

益を求める仕組みになっています。しかし、その途中で「ある費用」を引いた後に出る

利益を求めていくのですが、それには5つの利益があります。

売上総利益

まず最初に出てくる利益が「売上総利益」で粗利ともいいます。

最初に引く費用は「売上原価」で、売上から原価を引いたものが「売上総利益」となり

ます。

売上原価

原価とは、販売した商品をいくらで仕入れてきたものかを表しています。
たとえば、コンビニで売っている100円のアイスクリームを70円で仕入れてきた
のであれば、アイスクリームの原価は70円ということになります。

 原価は、小売業では仕入値を意味しますが、製造業はその商品をいくらでつくることが

できたのかを表しています。ただし販売された製品の原価のみをPLに計上します。 

 

売上総利益(粗利)=売上高-売上原価

 

 営業利益

営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を引くことによって計算することが

できます。つまり、本業での儲けを表す利益となるのです。

 

販売費?一般管理費??なんの費用なんですか?

 

たとえばカフェを営業しているとしましょう。そのカフェには多くのお客様が来られて

賑わっていますよね。そのため売上が発生しています。その売上になっている料理には

原価が掛かっているのは先程の説明で理解されていると思いますが、その料理を作って

提供するには人を雇わないといけませんよね。また、お店を営業するには水光熱費や家

賃などの費用も掛かります。お店の宣伝に使うポスターやお皿など営業に必要な費用す

べてが、販売費及び一般管理費になるのです。

 

営業利益=売上総利益(粗利)- 販売費及び一般管理費

 

営業利益は、そのお店の営業力が分かる利益ともいえますね!

 経常利益

会社は、資金に余裕があればそれを運用して収益を生み出そうとします。

逆に資金が不足しているなら、銀行から借り入れして資金繰りにします。

つまり、このような資金管理も含めて営業利益から営業外の費用を差し引いたのが経常

利益となるのですね。

営業外の費用

・営業外収益・・・受取利息、受取配当金、雑収入など
・営業外費用・・・支払利息、社債利息、有価証券売却損など

よく、「会社の利益はいくら?」という話しをすることがありますが、一般的にはこの

経常利益のことを指しています。それほど、経常利益は5つの利益の中でも大事な利益

といえるのです。 

 それならわかります!よく部長が「なんぼ残った?」って
聞いてきますので。

 

経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用

 

 税引き前当期純利益

税引き前当期純利益は、会社に課税される税金である「法人税」を計算するもとになる

利益になり、経常利益に特別利益特別損失を計算することで出すことができます。

ここで少し特別利益と特別損失について説明しておきますね。

特別利益、特別損益

・特別利益・・・固定資産を売却したとき、有価証券を売却したとき、
        売却金が回収できたとき、債務免除による利益
        前期の損益を修正したとき など

・特別損失・・・固定資産を売却したときの損失、有価証券を売却したときの損失
        火災、災害、盗難による損失、前期の損益を下方修正した時の損失
        など

 

つまり、毎年生じるものではなく、臨時に生じた費用のことですね。

 

税引き前当期純利益=経常利益+特別利益-特別損失 

 当期純利益

そして5つ目の利益が「当期純利益」です。

税引き前当期純利益から会社に課せられる法人税を引いたものが当期純利益になるので

すが、これが会社の最終利益となるのですね。法人税とは簡単にいえば、国に治める直

接税のひとつで、会社の所得に対して法律で定められている税率をかけたのが法人税に

なります。

法人税|国税庁

 

当期純利益=税引き前当期純利益-法人税

 

フムフム、なるほど。(税金のことはよくわかりませんが....。)

まとめ 

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 いかがでしょうか。

損益計算書の基本的なことを説明しましたが、なんとなくおわかりいただけたのではな

いでしょうか。私がいつも損益計算書から読み取るのは、そのお店の「収益力」と「営

業力」と「コスト管理」の3点です。いかに経常利益を残していくのかが課題であり、

そのためにどこにメスを入れていけばいいのかが分かるというものです。

 

次回は、「貸借対照表(B/S)」についてお話ししたいと思います。

 

どう、わかった。今月は少し厳しいけれど月末まで頑張って
いきましょう。

はい!少しでも利益を残せるようにコストの見直しを
していきますね。

 ご覧いただきありがとうございました。