ネコ部長のお役立ちブログ

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【任せ方】部下を覚醒させる「上司の任せ方」について考えてみる

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(部長)ココさん、ちょっといいかな?

(ココ)はい、なんでしょうか部長。

(部長)じつは、こんどの新商品についてなんですが、企画からプレゼンまで

    すべてココさんに一任しようと思っているのですが。

    どうでしょう、引き受けてもらえますか?

(ココ)えっ...あ...はい...わかりました。

 というワケなんですよセンパイ!! だずげでぐださい...(´;ω;`)
もう無茶ブリすぎますよ。

 そうね。でもよかったじゃない!
それだけ部長に期待されているってことよ。

 

こんにちはネコ部長です。

上司が 部下の成長を願って仕事を任せることがありますが、ただ任せればいいという

問題ではありません。場合によっては部下を潰してしまうことにもなります。

そこで今回は、部下を覚醒させる「上司の任せ方」について考えてみましょう。

 

なぜ部下に仕事を任せることが重要なのか?

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部下に仕事を任せるのは、効率よく仕事を進めていき、チームとしての成果をあげてい

かなければならないため、あれこれと仕事を割り振っていくことがありますが、一番は

部下に大きく成長してもらいたいという想いがあります。しかし問題は「上司の任せ

方」にあるのです。

任せるのと丸投げは意味が違いますよ!

上司が部下を育てるときに、仕事を任せないといけないのですが、なぜか丸投げ状態に

なっているっていうのもよくある話しですよね。これは単に、「任せているつもり」

招いた結果にすぎないのです。それでは「任せる」とはどういうことなのでしょうか。 

まかせるとは
①自分の権限を他の人に譲って、仕事を代行してもらう。
②相手のなすがままにさせる。
③進むままにしておく。
④物事が自然に推移するのを、そのままにする。放置する。
⑤自分の持っている力や時間を十分に使う。
参照:コトバンク

 

「まかせる」という言葉だけでもこれだけの意味がありますが、部下に仕事を任せる

は、①だけになります。そして、任せるの間違った使い方の「丸投げ」とは④となるの

ですね。つまり、任せるとは字のごとく「一任する」ことであり、権限を委ねることに

なるのですね。丸投げとは、権限も与えずただ放置することになるのです。 

 

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任せるときは「上司の覚悟」も必要です!

誰でもできるような簡単な仕事を与えるのは「任せる」ことにはなりません。

 なぜかというと、結果が見えているからです。

つまり、部下にとって成長につながるためのハードルの高さを考えなければならないと

いうことです。ハードルが高ければ失敗する確率も高くなってきますが、部下の失敗を

自分の失敗だと受け入れる覚悟が必要となるのです。期待するのはすぐに出る結果では

なく、部下の可能性を信じる覚悟が求められるのですね。

 

部下の成長を信じて任せることが部下の覚醒のキッカケになります!
そのためには「上司の覚悟」が必要なのです。

 

 

 部下には「経験させる」ことが重要です!

上司自らやっていても部下の成長にはなりません。そこで重要なのが「部下に経験させ

る」ことなのです。上司も最初は誰かの部下だったはずですよね。その上司にいろいろ

な経験を積まされてきたからこそ、現在があるのではないでしょうか。同じように自分

の部下にもたくさんの経験を積ませることが上司の役割でもあります。 

そこで「任せて経験させる」ときの考えかたをおさえておきましょう。 

考えること

・経験を通じて、何を学んでほしいのかを考えること
・部下の特性や成熟度を考えること
・部下の未来への投資だと考えること

私も上司にたくさんの経験をさせてもらいましたよ!

部下に安心感を与え主体性を引き出す

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 部下にとって一番ネックになっていることは「失敗して怒られる」ことだと思います。

そこで任せ上手になるには、上司の失敗談を語ってあげることです。成功体験も大切な

ことですが、部下を安心させるのは失敗談のほうが「上司も昔はこんな失敗していたん

だな」と思い、多少の失敗も許してくれそうだなと考えるようになります。

 

また、部下に相談されたときも「上司がこうしなさい!」と言うのではなく、その考え

を肯定し「なるほど、そんな考え方もあるのだね」と分かっていてもあえて知らないふ

りをすることで、部下が安心して意見が言えるようになるのです。

 

・失敗談を語ることで、部下に安心感を与える
・分からないふりをすることで、部下の主体性を引き出す。

 

う~ん。だんだんやる気が湧いてきましたよ!

方針と方法を区別する 

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部下に仕事を任せても、責任は上司が負うことです。「自分たちが決めたことなんだか

ら、自分たちの好きなようにやればいいよ」というのは、丸投げと一緒です。

そうならないように、方針と方法を区別することが大切なポイントになります。

方針と方法

・方針(やるべきこと)は上司が決める!
・方法(やりかた)は部下に任せる!

 

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こちらの記事でも方針について取り上げていますが、上司はやるべきことを明確にし

て、そのための方法や手段を部下に考えさせることが重要なのです。たとえば、商品企

画を立てるときに上司が、「この商品を通して、お客様に笑顔になってもらいたい」と

いった方針を立てれば、部下もそのための方法を考えやすくなるものです。つまりは、

方針(お客様に笑顔になってもらう)を出すことで、部下のやる気を引き出してあげ

ることに繋がるということです。 

私たちの目的は、みんなの笑顔を創ることですね!

まとめ

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いかがでしょうか。

部下を覚醒させるには、上司の仕事の任せ方次第だということです。

任せ方を間違えると、部下は成長するどころか、自信を無くして立ち止まって

しまうので、よく考えた上で仕事は任せていきましょう。

 

フムフム、なるほど。わかりました!
失敗を恐れず挑戦してみますね。

頑張ってね。私のときもそうだったけれど、部長はちゃんとフォローしてくれるわよ。もちろん私もフォローするから安心してね。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。