暑い・・。早く秋こないですかねぇ。
あらっ。暦では立秋でもう秋なのよ!
ええっ・・。そうなんですかぁ?
ところで立秋って何ですか?
二十四節気のひとつよ!
これから説明するからよく覚えておいてね。
こんにちはネコ部長です。
みなさん「二十四節気(にじゅうしせっき)」はご存知でしょうか?
春分や夏至といった言葉は聞いたことやカレンダーなどで見たことはあると
思いますが、これらも「二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつなのです。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは
二十四節気とは、1太陽年を日数(平気法)あるいは、太陽の黄道上の
視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す
名称を付したもの。二十四気(にじゅうしき)ともいいます。
ええっと・・??。う~ん、難しい言葉ばかりで
よくわからないのですが・・。
つまり、1年を春夏秋冬と4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに
分けたもので、次の図のようになります。
参照:日本総菜協会
それでは季節ごとの節気を説明していきましょう。
春(2月~4月)
春(2月~4月)の節気と新暦の日付は次のようになります。
立春(りっしゅん)・・2月4日頃 雨水(うすい)・・2月19日頃
啓蟄(けいちつ)・・3月5日頃 春分(しゅんぶん)・・3月21日頃
清明(せいめい)・・4月5日頃 穀雨(こくう)・・4月20日頃
ただし、二十四節気はその年によって1日程度前後することが
あるからカレンダーで確認してね。
立春や春分などは馴染みがあるのではないでしょうか。2月3日は節分、季節の
節目で翌日の4日から春になり、春分は「春分の日」と祝日になっていますよね。
夏(5月~7月)
夏(5月~7月)の節気と新暦の日付は次のようになります。
立夏(りっか)・・5月5日頃 小満(しょうまん)・・5月21日頃
芒種(ぼうしゅ)・・6月6日頃 夏至(げし)・・6月21日頃
小暑(しょうしょ)・・7月7日頃 大暑(たいしょ)・・7月23日頃
へぇ~・・。こどもの日って夏のはじまりだったのですね!
夏至なんかは、北半球では「昼が一番長い日」で知られていますよね。
ちなみに北極では太陽が沈まず、南極では太陽が現れない日だそうです。
秋(8月~10月)
秋(8月~10月)の節気と新暦の日付は次のようになります。
立秋(りっしゅう)・・8月8日頃 処暑(しょしょ)・・8月23日頃
白露(はくろ)・・9月8日頃 秋分(しゅうぶん)・・9月23日頃
寒露(かんろ)・・10月8日頃 霜降(そうこう)・・10月24日頃
こうやってみていくと、夏が終わり涼しくなってきて、
やがて少しずつ寒くなっていくように見れますね。
節気とは季節を表す言葉ですので、それぞれにちゃんとした意味があるのです。
たとえば「寒露(かんろ)」でいえば、秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まり
になるといった意味があります。
冬(11月~1月)
冬(11月~1月)の節気と新暦の日付は次のようになります。
立冬(りっとう)・・11月7日頃 小雪(しょうせつ)・・11月22日頃
大雪(たいせつ)・・12月7日頃 冬至(とうじ)・・12月21日頃
小寒(しょうかん)・・1月5日頃 大寒(だいかん)・・1月21日頃
フムフム・・ なるほど。なんだか聞いているだけで
寒く感じますね。
冬至は夏至の逆で、北半球では昼の時間が1年で一番短く夜が最も長く
なる日です。またこの日は、カボチャを食べたりゆず湯に入ったりする
風習もありますよね。「冬至の七草」を食べると運が倍になるという
言い伝えもあります。
まとめ
いかがでしょうか。
暦について知っておけば季節の流れが理解でき、季節に供えた健康づくり
にも役に立つと思います。これも先人の知恵の恩恵かと感じます。
しかし昨今、このような風習も廃れてきており、これも時代の変化や
古き習慣を伝える人もいなくなってきているという、なんだか寂しい
時代でもあると感じています。また地球温暖による季節感がなくなって
きているのも事実です。このような、ちょっとした豆知識を次の世代に
繋げていただいたいものです。
なるほど、わかりました!これでお洋服なんか買うタイミングも
わかるということですよね。
まぁ、あながち間違いではないのですが・・・。大丈夫かな・・?