こんにちはネコ部長です。
社会において「組織」という言葉は日常的に聞いたり使用していますが、
我々もまた組織人の一人であることは間違いありません。
その「組織」を存続させるために何が必要なのでしょうか。
組織が存続するために必要な3要素について考えていきましょう。
組織とは
組織とは、特定の目的を達成するために、専門的な役割を持った部門で
構成されている集合体のこと。(参照:コトバンク)
みなさんの企業において「特定の目的」とは 何にあたるのでしょうか?
考え方は色々とありますが、ここでの特定の目的とは「会社の目的」
として考えていただき、その目的を達成するために、〇〇部門といった
専門的な役割を持った部門が集まったのが「組織」となるのです。
ちなみに、2人以上いれば「組織」になるようです!
会社の目的とは
会社の目的とはズバリ「永続させること」です!
どれだけ素晴らしいシステムや人材があったとしても、存続できなければ
意味はありません。なかには、「従業員の幸福」や「地域社会貢献」など
と言われるかたもおられるかも知れませんが、それも間違いではありません。
しかし、それらも会社があっての話しになるのです。
必要な3要素とは
それでは組織が存続するためには、どのような要素が必要なのでしょうか。
それは、アメリカの経営学者チェスター・バーナードが提唱した次の3要素が
必要だと考えます。▶チェスター・バーナード
- 共通目的
- 共働意志
- コミュニケーション
共通目的
共通目的とは「自分の会社は何をするのか」になりますが、それが経営理念や
ビジョンの実現だと思います。働くうえで共通の目的があり、それをメンバー全員
が理解しているからこそ、他人と調整、協力し合うと思えるのではないでしょうか。
この共通目的なしでは、協働することは難しいといえるでしょう。
あのピーター・ドラッガーも目的・目標こそが最も大事なことだと
言っています。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [ 岩崎夏海 ] | ||||
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協働意志
協働意志とは、組織に参加するか参加しないか、さらにはどの程度貢献するのかを
個人の意思決定で決めることです。メンバーと 一緒に働いて会社の目的を果たして
いこうという気持ちが大切なのです。つまり「モチベーション」や「やる気」と考え
てもいいと思います。しかし、協働意志の大きさは組織からの見返りに比例してくる
ともいわれていますが、それは決して給料だけではないとも言えます。
働く人にとって利点が多ければ、協働意志も高まってくると
思いますよ!
コミュニケーション
個人の協働意志と組織の共通目的という両極を結ぶのがコミュニケーションです。
コミュニケーションの在り方が、組織の良し悪しを決めるといっても過言ではない
くらいに、コミュニケーションは組織論の最も中心的な位置に存在しているのです。
そのコミュニケーションがうまくいく鍵となるのがやはり「報・連・相」ですが、
互いの意思疎通だけでなく、指示や報告もきちんと伝えることが重要だと考えます。
ただ「メンバーと仲が良い」というのは、コミュニケーションが
取れているとは言いませんね。
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まとめ
いかがでしょうか。
組織が存続するために必要な3要素についてまとめてみると、
- 共通の目的がある
- 協働する意志を持つ
- コミュニケーションがうまくいっている
となりますが、この3つの要素が成り立つと組織は1つの方向に向かって
動き出します。別の言い方をすれば、3つの要素を理解したうえでベクトル
を合わせることが重要だと考えます。
もし、自分が乗ろうとしている船が何の目的でどこに向かっていくのかが
わからなければ誰も乗りたいとは思いませんよね。
組織が存続しないということは、航海の途中で船が沈んでしまうということに
なりますので、3つの要素をメンバーで考えてみてもいいかも知れませんね。
ご覧いただきありがとうございました。