ココさん、先日お願いしていたイベントの企画書は大丈夫ですよね。
期限は明日までですが。
それなんですが、なかなか納得のいくものができなくて、
ちょっと厳しいかもしれないです・・・。
えっ、ちょっと大丈夫？少し手伝いましょうか。
ふえ～ん、センパ～イ！ありがとうございます・・・。
こんにちはネコ部長です。
仕事において、ゆっくり丁寧に仕上げることはとても大切なことですが、
仕事には期限（納期）がある以上、どんなに素晴らしいものでも間に合わ
なければ意味がありません。
納期は評価に直結する
例えば、Ａ社員とＢ社員がいたとしますが、二人には同じ会議資料の作成と
同じ納期での仕事を依頼します。
Ａ社員は、とても真面目で完璧主義。頼まれたからには誰にも迷惑をかけず
完璧なものを作りたいと考え、上司や先輩に頼らず全て自分の力で完成させ
ました。ところが、約束の期限は過ぎてしまいましたが、自分でも納得のいく
100点満点のものができました。
Ｂ社員は、真面目ではあるがＡ社員よりは能力的に少し劣っています。
しかし考えてもわからない点があればすぐ上司や先輩に質問し、こまめに
確認してもらうようにしました。出来栄えとすれば正直60点くらいの出来
でしたが、なんとか納期の時間には間に合いました。
さて問題です。この場合、Ａ社員とＢ社員のどちらの評価が高くなるでしょうか。
答えはＢ社員ですね。
仕事には納期が必ず存在する
仕事には必ずといっていいほど納期（期限）が存在しています。
納期を守ることで、業務の生産性が上がり業績に大きく影響してくる
のではないでしょうか。また、それを守らなければ周りに多大な迷惑を
かけることになります。もしこれが社外からの発注であった場合に、
「こだわって作っていたので遅れました！」なんて言っても、誰も許して
くれるはずもありませんよね。
納期を設けることで、全ての仕事の流れをスムーズにします。
自分が与えられた仕事の納期を守ることで、次の仕事やその先に
いる人に迷惑をかけないようにします。
Ａ社員、Ｂ社員のように、100点でも間に合わなかった場合と、60点だけど
間に合った場合とではＢ社員のほうが評価されるということです。
納期に合わせた仕事をする
納期を守るには、納期に合わせることが大切なのです。
自分の技量やペースで仕事をしていれば予期せぬ事態に対応できず、
結果、納期に間に合わなくなるといったことになります。
それでは「納期に合わせる」というのはどういうことなのでしょうか。
それは次のポイントが重要になってくるのです。
・納期に合わせた仕事の計画を立てる
・自分の許容量を超えた仕事は引き受けない
・自分の力量を過信せず、周りに協力をお願いする
納期に合わせた仕事の計画を立てる
ゴールが設定されているのですから、納期までのスケジュール調整や
仕事量の配分を考えたPDCAサイクルを回していくことです。
ただやみくもに仕事を進めていくのではなく、ゴールまでの段取りや、
目標設定など、いつどこで何をどれだけやるのかを決めておきましょう。
理想は納期前に終われる計画を立てることですね！
自分の許容量を超えた仕事は引き受けない
仕事を頼まれたらどうしても断り切れないといった人もいますが、
自分が抱えている仕事や頼まれた仕事がそれぞれの納期に間に合う
自信があるのであればよいのですが、そうでない場合は安請け合い
せず「断る勇気」を持つことも大切なことです。
周りには、自分の抱えている仕事量を伝えておくことも大切ですね！
自分の力量を過信せず、周りに 協力をお願いする
よく「これくらいだったら余裕ですよ！」といって、ギリギリにならないと
手を付けないといった人がいますが、思っていた以上に時間がかかる業務で
あったり、緊急で別の仕事が入ってきて、結局納期直前でドタバタしている
といった光景もみかけます。
早めに着手して進めていくことと、緊急時などの場合は、周りにも協力をお願い
することも大切です。そのためにも周りとの報連相が必要不可欠だと思います。
周りが自分の状況を理解してくれていれば、意外とすんなり助けて
くれるものですよ！
まとめ
いかがでしょうか。
仕事は間に合わなければ意味がありません。だからといって、中途半端や
いい加減なものは余計に周りに迷惑をかけることになります。
期限内にできるだけ完璧なものを作る姿勢は大切なことですが、意地を
張らずに素直になることが大切なのですね。納期を守ることの重要性は
自分の評価ではなく相手の利益を重んじることにあるのです。そのために、
自分の経営資源をフルに活用して結果を出していきましょう。
できました！センパイのおかげで何とか間に合いました。
ありがとうございます。
良かったわね。今度からは困ったらすぐに相談してね。
