こんにちはネコ部長です。
世の中には色々な「仕掛け」が施されていて、無意識に誘導され
ているものがたくさんあります。
「わかってんだけど、ついついやっちゃうんだよね・・」
といった経験は誰でもあるのではないでしょうか?
そんな世の中の仕掛けを少し紹介してみます。
小便器に的
男性ならわかると思いますが、ついつい的を狙ってしまいますよね!
これがどんな効果があるのかといえば、小便が飛び散らなくなり、
周りも汚れにくく、掃除も「楽ちん」になります。
こういったアイデアから数々の商品も生まれています。
バスケットゴール&ゴミ箱
バスケットゴールの形をしたゴミ箱なので、ゴミをその辺にポイ捨てせず
ついつい「シュッ」って 入れてみたくなりますよね。
飛び出す絵本
仕掛け絵本も数々ありますが、なかでもネコ好きにはたまらない
飛び出す絵本が「CHATS」です!
いろいろな細かい仕掛けがあるので、ついつい見てしまいますが、こんな
仕掛けがあるなら、読む楽しさも倍増すること間違いないでしょう!
真実の口
「真実の口」といえば、ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会
の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られているもので、海神オーケアノスの顔
とされています。口に手を入れると、偽りの心があれば手が抜けなくなる
といった伝説は有名ですね。映画「ローマの休日」にも登場しました。
しかし、それでもついつい手を入れてみたくなるのは悲しい人間の性と
いうもので、これをうまく活用したのがこちらです。
出典:大阪大学医学部附属病院
きっかけは、病院の玄関にアルコールジェルを置いていたそうですが、
利用率が悪く、どうしたらちゃんと消毒してくれるのだろうという
ことから、「真実の口」の模型を置いてその裏に消毒の機械を置いて
みたら、おもしろがってどんどん手を入れるので利用者が激増したそうです。
(今はもう設置されていないようですが・・・どうでしょうか)
ついしたくなるようにする仕掛けとは
大阪大学大学院経済学研究科の松村真宏准教授が研究しているのが、
「仕掛け学」というフレームワークで、松村准教授によれば、指示されたり
すると言われた側は素直に従おうという気持ちにはならないことがある。
そういった正攻法が効かない場合に、間接的に誘導し目的を達成する手法
が「仕掛け」だといいます。
問題に対して、「仕掛け」という選択肢を提示し、その選択肢の方が魅力的
に感じれば本人が自主的にその行動を選ぶとされています。
「真実の口」のアルコール消毒も松村准教授のアイデアだそうです。
戦略的に人を動かす「仕掛け」というツール〈前編〉 | MANA-Biz マナビズ
職場でもやっている仕掛け
実は私の職場でも数年前から導入している仕掛けがこちらです。
(実際に使用しているファイルは公開できないので参考写真を使用しています)
バラバラに置かれていたファイルを、いつも整理された状態にするには
どうしたらいいのかという悩みから、写真のようにテープで斜めに張る
だけで、その悩みはスッキリと解消されました。
なぜかといえば、バラバラに置くとテープの線が真っすぐにならない
ので、「線をまっすぐにする」という行動心理がはたらいたのだと
思います。
まとめ
世の中を見渡せば、意外と気づいていない仕掛けがゴロゴロと
あると思います。しかし、知らず知らずついついやってしまって
いれば、その仕掛けにまんまと引っ掛かっているということです。
みなさんもその仕掛けに引っ掛かっているかもしれませんね。
身の周りには、いったいどんな仕掛けがあるのでしょうか?
ぜひ探してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。