みなさんは「因幡の白うさぎ」のお話しは聞いたことがありますか?
この「因幡の白うさぎ」の舞台でもある「白兎神社」を訪ねてみました。
縁結びの白兎神社
白兎神社(はくとじんじゃ)は、日本最古の書物「古事記」に記される
日本神話「因幡の白うさぎ」に登場した白兎神を主神とする神社です。
詳しくはこちらから ▶白兎神社HP
入口で大黒様と白うさぎが出迎えてくれます
国道9号線から駐車場に入る手前に大国様と白うさぎの像が
目印になっています。
実は、2010年に日本で初めてのラブストーリー発祥の地として
「恋人の聖地」に認定されました。
なんと、ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんのサインが入った
認定書があります!
参道にもたくさんの白うさぎがいます
駐車場から一の鳥居をくぐり境内に向かう階段を上がると、左側に砂像が見えてきます。
この中にある白いものは、縁と書かれている「結び石」です。その周りにも
白兎の像がありますが、同じように結び石が置かれています。
結び石は、良縁・子宝・繁盛・医薬・健康にご利益があるようで、身に着けて
お守りにしたり、鳥居の上や白兎の上に乗せると成就も近くなるといわれて
います。(1袋5つ入りで500円で販売されています)
たくさん置かれていますね!
境内へ続く参道の両側にも白うさぎの石像があり、参拝者を案内してくれて
いるようにも見えます。
不増不減の池
参道を抜けて二の鳥居をくぐるとまず見えてくるのは、手水舎です。
ここでしっかり清めておきましょう。
ここには少し大きな白うさぎがいます。少しわかりづらいですが、上を見上げて
いるので顔の上や首のまわりにはたくさんの結び石が置かれています。
そして、真後ろにあるのが「御身洗池(みたらしいけ)」です。
この池は、傷を負った白うさぎが大国様に「ここで体を洗いなさい」といわれて
傷を洗い、治療したといわれる池です。またの名を「不増不減の池」とも呼ばれて
いて、大雨の日も日照りが続いても水位が上がったり下がったりしない不思議な
池でもあるのです。
本殿
それではいよいよ本殿です。
立派なしめ縄がありますが、どことなく出雲大社を思わせるような
感じがしますね。こちらの「白兎神社」での参拝の作法は、
二拝二拍手一拝ですので、間違えのないようにしましょう。
こちらの本殿は皇室とも何らかの関りがあるようです。
社を支えている台座に注目ですが、なんと皇室のシンボル「菊の紋章」では
ありませんか!
なんとなくですが、天照大神と大国主命との関連があるのではと思います。
こんなところにもミステリーが隠されていたのですね!
可愛いお守りやおみくじなどもあります
隣の社務所にはおみくじなど販売されていますが、メインはやはり縁結びの
おみくじでした。(隣の箱が普通のおみくじ)
見終わったおみくじをよく木の枝とかに結んだりしますが、白兎神社では
ハート形に結べるところがあります。
なんと、ここにもたくさんの結び石が。
こんな楽しみもあります
参拝を終えて、戻っていくと素晴らしい景色が飛び込んできます。
参道から見える海がとてもキレイなんです!
今日はちょっと曇っているのですが、晴れた穏やかな日は真っ青な海が
広がっています!
白兎神社の向かいには、白兎海岸があってここで白うさぎと大国様が
出会ったのです。夏は海水浴でとてもにぎわっていますし、サーフィン
ポイントともあって年中たくさんのかたが来られています。
なぜ、日本はじめての恋物語なのか?
「古事記」といえば日本最古の書物であり、そこに記されている
日本神話に「因幡の白うさぎ」が記されているとお話ししました。
その話しを簡単に説明していくと、出雲の国から大国様とその兄弟たちが、
因幡の国に「八上姫(やがみひめ)」というきれいな女性がいて、求婚の旅を
していたときに、この海岸で白うさぎと出会ったことから始まります。
その白うさぎは島から岸に何とかして渡ろうとし、サメをだまして渡り
バレたところで傷を負わされ泣いていました。意地悪な兄弟たちはその
白うさぎに、ひどいことばかりしていたのですが、心優しい大国様だけは
ちゃんと治療をしてあげました。(医療発祥ともいわれているようです)
助けられた白うさぎは大国様にこういいました。
「あなたが八上姫と結ばれるでしょう」
八上姫のもとにたどり着いた大国様に対して、姫は
「あなたを待っていました」
といい、白うさぎの予言の通りに二人は結ばれたというお話しです。
つまり古事記に記されている恋物語は白うさぎがもたらしたのですね。
お土産
駐車場横には道の駅もあり、食事やお土産なども購入できます。
白うさぎにちなんだお土産がたくさんありますので是非ご利用
してみてください。
私のおすすめはこちらです☟自分用で購入するくらいとてもおいしいですよ!
アクセス
■ 路線バス・JR鳥取駅から日ノ丸バスで約40分 (白兎神社前バス停下車)
■ 自動車・中国自動車道「佐用JCT」 – 鳥取自動車道「鳥取IC」・鳥取ICから車で約20分 (佐用JCTから車で約1時間30分)
■ 無料駐車場・道の駅「神話の里 白うさぎ」駐車場 と共用・125台(普通車111台・大型車14台)
詳しくはこちらから▶白兎神社HP
まとめ
いかがでしょうか。
白兎神社には、国内だけでなく海外からの訪問者もたくさん
おられます。この日は、関西からの女性グループや、おそらく
韓国のかただと思いますがたくさんおられました。
私は鳥取に在住していて、白兎神社には何度か訪ねたことは
ありますが、ここまでじっくり参拝したことはなかったので、
今さらながらとても勉強になりました。
鳥取の名所は、まだまだたくさんありますので今後も少しづつ
案内させていただきます。
それでは、みなさまのご良縁を願っております。
ご覧いただきありがとうございました。