1998年5月2日のあの日、日本中に衝撃が走った。
その日は仕事をしていましたが、突然ラジオから流れるニュースに
耳を疑り、また絶望感にも似た深い悲しみに、前身の力が抜けていった
のを今でも忘れられません。
XJapanのギタリスト「hide」が旅立ってから今年で21年が経ちます。
日本を代表するギタリストのひとりである「hide」に影響された
ミュージシャンや、「hide」に憧れギーターをはじめた人も多いでしょう。
私がギターをはじめて間もないころに、後輩から聞かされた曲が
XJapanの「紅」でした。当時はまだ「X」という名で、たしか
1989年頃であったと記憶しています。そのころギターばかり弾いて
いた私は、いわゆる「ジャパメタ」に夢中だったが、この「X」は
何かそれとは少し違うものを感じていました。
HIDE YOUR FACE
hideのソローデビューアルバム「HIDE YOUR FACE」
この中に収録されている、hideのソロ4枚目のシングル
「TELL ME」は当時CMでも起用され、とても印象深く
大好きな曲のひとつでもあります。
PSYENCE
96年にリリースされたソロデビュー2枚目となる「PSYENCE」は、
オリコンチャートアルバム週間ランキング1位となり、収録されている
楽曲には、GLAYなどもライブでカバーしている「MISERY」や、このころに
hideのメインギターとなったイエローハートにも書かれている「Beauty&Stupid」
などがあります。
Ja,Zoo
hideの人気を不動のものとしたアルバムがこの「Ja,Zoo」ですが、制作途中で
急逝したこともあり、本人不在の中で残されたメンバーの手のよって完成され
伝説のアルバムとなりました。このアルバムに収録されている大ヒット曲が,
「ROCKET DIVE」「PINK SPIDER」「ever free」です。
この3曲は、いまでもギターでよく演奏しています。
子 ギャル
「子 ギャル」は本来、Ja,Zooのアルバムに収録されるはずでしたが、
hideの制作途中のデモ音源を基に、デジタル技術を駆使して実現された
奇跡の新曲となりました。そして2014年に「子 ギャル」として、hide
生誕50周年記念アルバムとしてリリースされました。
他にも、hideの代表曲16曲をリマスタリングして収録されています。
追悼の意を込めて
hideの曲は私にとって思い出深いものばかりで、曲によっては当時の
何もわかっていなかった自分を思い出させてくれます。
XJapanの中でも特に気にいっている曲はすべてhideの作曲でもあり、
私の好きな曲のイメージはやはりhideにも影響されているのだと感じて
います。これからもギターを続けていくなかでもhideが残してくれた
音楽にこれからもたくさん励ましてくれると思います。
2019年5月2日、追悼の意を込めて今日もhideの曲をギターを弾きます。