ネコ部長のお役立ちブログ

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【席次マナー】上座・下座とは?意外と知られていない座席の順序について

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こんにちはネコ部長です。

新入社員もそろそろ仕事に慣れてきたころだと思いますが、先輩社員と一緒に

営業先や取引先などに伺うことも多くなってくるころですね。

先日、先輩と一緒に取引先にご挨拶に行きました!

また、上司から会議の準備のなどの指示があり会場のセッティングなどを

任されてくるころではないでしょうか。

そんな時に困るのが座席の順番「席次」です。

 

今回は、席次マナーについて少しお話しします。

 

 上座・下座とは

 上座・下座という言葉は少しは聞いたことがあるかと思いますが、

どのような意味があるのかを説明します。

上座(かみざ)

上座とは身分が高い人が座るところで、入口から最も遠いところ

上座となります。危険なことは入り口から侵入すると考えられていて、

一番安全なのが上座ということです。

下座(しもざ・げざ)

下座は、上座から入口に近くなるにつれて下座となり、いちばん低い

ところに座るという下位の位置を表しています。

 ちなみに土下座という言葉がありますが、「土の上に下座する」という

ことで、位の高い人や崇拝する対象に対して平伏してお辞儀するという

意味があります。一般的には誠意を込めてお詫びすることとして使われる

ことが多いのではないでしょうか。

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上座・下座はあくまでも日本において通用する文化です!

 

 応接室の基本

応接室での席次についてですが、次の図のように座ります。

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左下が入口ですので、一番遠い①が上座にあたり、入口に向かって番号順に

⑤が下座となっていきます。

ここで注意点です

・役職の高い順に上座から座ります

 ・窓から素晴らしい景色が望めたりする場合は、入口に近くても

 景色が見える側が上座になります。

 ・3人掛けのソファーは基本的に来客用です。

 ・長椅子が上座、次いで1人用の肘掛け椅子、背もたれのある椅子、

 背もたれのない椅子の順になります。

 ・訪問する側が上座、迎える側が下座になります。

私もこれを覚えるのに苦労しました。

会議室の基本

次は会議室の席次ですが、基本的な考え方は応接室と同じで

入口から遠いところが上座になります。

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会議ですので当然議長が正面に座るのですが、①に社長が座り

続いて役職順で⑥が下位の役職が座ります。

フムフム・・この場合ですと私は⑥に座ることになりますね!

円卓で行う場合は次の席次となります。

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この場合は⑦ではなく⑧が下座になるので注意してください。

その他の場合

たとえば取引先やお客様とカフェなどで待ち合わせをしている場合は、

あとから来る先方が見つけやすいように、上座で待っていても問題は

ありませんが、基本は目下の人が下座(入口に近いところ)に座り、

上座を譲るようにしましょう。

 

また、最も安全で快適な場所が常に上座になるので、入口から遠くても

席の幅がせまいとか、後ろの人とぶつかりそうなど、快適でない場合は

上座とはいえないので、より快適な席をすすめてください。

まとめ

いかがでしょうか。ビジネスにおいて大切なのは相手への思いやりです

ので、どこに座ってもらうかで印象や評価が決まってしまいます。

言葉使いや態度がしっかりしていても、席次を知らないとがっかり

されてしまうこともあります。

ビジネスを成功させるためにも席次マナーは覚えておきましょう。

 

ご覧いただきありがとうございました。