こんにちはネコ部長です。
職場において様々な問題点が浮上していますが、中でもES(従業員満足度)
に関してはダイレクトにCS(顧客満足度)に関わってきますので、特に
業績の悪い部署ほどESは低いように感じています。
今回は私の職場でのES問題点を例に、ロジックツリーを使って
原因を探してみます。
ロジックツリーとは
ロジックツリーとは、問題点を分解していきツリー状(樹木)に形成して
問題の原因や解決策を探していくフレームワークです。
抽象的なことから具体的なものに変えていき、論理的に考えて解決策を
導いていきます。つまりは、事象を可視化していくことです。
ES(従業員満足度)の問題点を探す
それではどのようにロジックツリーを使って問題点を探してみたかを
説明していきます。
ロジックツリーは、事象を複数人で考えていくことで様々な角度から問題点
を抽出することができます。(今回は5人で考えてみました)
それではなぜ満足度が上がらないのかを考えていくのですが、
図のように、社員とP/A(パートアルバイト)の満足度が上がらない原因を
7項目出してみました。さらに出てきた項目ごとに今度は2項目の原因を考え
ていき、14項目の問題点にたどり着きました。
上の図のように木を横倒しにしたような形になるので、その根っこにあたる
ところを改善していくことで、木のてっぺんのESが改善されていく
ことに繋がります。
つまり根っこがダメだと木も枯れていくということですね!
改善策を考えていく
次は出てきた問題点を改善するために、具体的にどのようなことを
行えばいいのかを考えていきます。
ビジネスプランの策定
まずは、理念と営業方針を出していきます。
会社理念に基づき営業方針を出していくのですが、この部署は
・どういう部署にしていきたいのか?
・理念を実現するために何をするべきか?
を考えていきます。
次に事業計画を立てていくのですが、取り組む内容を精査し
・短期でできること (1~2週間)
・中期でできること(1ヶ月~3ヶ月)
・長期でできること(半年~1年)
に分けて考えていきます。
ミーティング・面談
ミーティングを実施し、会社や部署の売上・客数・利益目標を
共有していきます。
また取り組みの進捗を確認したり、成功事例を共有することで
達成感なども得られます。
面談においては、社員とP/Aのキャリアプランを考えていき、
キャリアプランに応じた個人目標を決め、達成に向け支援して
いくことを話していきます。
ポイントは、目的をもって営業活動に従事していただくことを
理解してもらうことです!
表彰制度
やはり大切なのは結果に対して評価してあげることです!
がんばって目標を達成したのに何もないとなると、せっかく上がった
モチベーションも下がってしまい、また同じ結果になってしまいます。
そこで表彰制度などを設けることで、目標達成に向けての動機づけや
表彰される、つまり認められることでより承認欲求が満たされる
と考えます。
まとめ
ES(従業員満足度)の問題点を改善するには、ロジックツリーを
活用して問題点の分解をしていくことでより明確な問題点を探しだす
ことができると思います。
今回は目的の原因に対してツリーを活用しましたが、これ以外でも
問題解決や要因分解にも活用する事ができます。
結果としては、見える化することで具体的に考え取り組めて
いますので、少しづつですが成果も上がってきています。
なによりも笑顔が増えてきた気がします。
ご覧いただきありがとうございました。
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